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![]() 式場 敬子(しきば けいこ)
親業訓練協会シニアインストラクター
千葉県教育委員会「みんなで取り組む千葉教育会議」委員 看護ふれあい学コミュニケーション・リーダー1級 親業訓練協会看護ふれあい学研修会実行委員 教師学インストラクター 心理カウンセラー アンガーマネジメント キッズインストラクター 清泉女子大スペイン語スペイン文学科卒業後、帝国ホテル入社。フロントチーフクラークとして働いていましたが、結婚を機に退社。現在は千葉県市川市在住の3児の母です。 【自分を「良い母」とは思えず自信が持てなかった育児中に「親業」と出会い、自分の人生の指針となりました。現在は、自らの実体験を基に、「親も一人の人間として子どもとどう向き合って行くか」をたくさんの親達に講座や講演会を通してお伝えしています。同時に、あらゆる人間関係においても活かせるコミュニケーションスキルを、様々な場で伝える活動をしています。】 ![]() ![]()
講演会 執筆活動 月刊情報誌「学校選択」、日能研キッズレーダー、宣教社「ほとけの子」、(株)ママハピ ママのためのお役立ち情報記事など講座 親業訓練一般講座、各種講座、開講中 |
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「親業を学んで楽になった」
一緒に親業の講座を受けた友人が言った言葉です。これは、育児が楽になったということではないのだと思います。日々の子どもとの生活は変わらないし、子どもがいればやることは次から次へとあります。
楽になったと感じたのは、「親なのだから」と頑張らなくてもよくなったという意味なのかもしれません。実は、私も楽になったと感じている一人なのです。
「親なのだから子どもの話を聞かなくてはいけない。」
「子どもに自分の意見を押しつけてはいけない。」
私たち親は「~してはいけない」ということにしばられていることが結構あるかもしれません。
では、「~しましょう」はどうでしょうか?
「子どもの目を見て聞きましょう。」
「子どもと話し合う時間を持ちましょう。」
これもよく耳にしている言葉です。
でも、頭ではわかっていても、いつも子どもの話を聞く「良い親」でいるわけではありません。だから、「いつも子どもの話を聞けない」自分を「良い親ではない」と思ったりすることもあります。
私もずっと自分の事を「イライラお母さん」で、ダメな母親だと思っていました。
今、すごく良い親になったかというと、そうではないのですが、「親」から「人間」に戻ったという感じです。
親だっていろんな感情を持っていて、子どもと一緒にいて、イヤだと感じることだってあるのだと認めてから、親として無理をして頑張ろうとしていた力が抜けた思いでした。
もし、イヤだと感じることをなくしたいのならば、イヤだと感じることをなくすために、自分に働きかける方法を選べばよいということでした。

私は、子どもを持つ親や、人と人のつながりを考える方たちが、この「親業」や、「ゴードン・メソッド」で使うコミュニケーションの方法を知ることにより、「そんな考え方があるのか」「コミュニケーションに方法があるのか」と、これからの生活の中での、何かのきっかけやヒントになってくれたらいいなと思っています。
そして、少しでも気持ちが楽になったり、安心したり、元気になっていただけたらと願い、多くの方に「親業」や、「ゴードン・メソッド」を伝えて行くインストラクターの活動を続けています。